令和4年度入学式 告辞

本日ここに、鹿屋体育大学体育学部204名、大学院修士課程17名、博士課程7名、合計228名の新入生を迎え,令和4年度の入学式を挙行できますことは、教職員ならびに在学生にとりまして、大きな喜びとするところであります。
また、本日まで、ご子息、ご息女を温かく見守り、ご支援を惜しまれなかった、保護者の方々をはじめ、関係各位の皆様方に心からお祝い申し上げます。
令和4年度の入学式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、縮小して開催することとしましたが、新入生をはじめ、参加する皆様の健康、安全を第一に考えた結論であることをご理解ください。
さて鹿屋体育大学は、国立唯一の体育大学として、我が国のスポーツや武道、及び体育・健康づくりについての、教育と研究を発展させる使命をもった大学であり、その成果をもとに「実践的かつ創造的で、国際性、市民性を備えた、スポーツや武道のリーダー的人材の養成」を目的としている大学です。
新入生の皆さんは、本日より鹿屋体育大学の学生として、新たなスタートを切るわけですが、皆さんには、本学での学びを通して、日々、意識し、かつ実践していただきたい事が2つあります。
1つは、スポーツや武道を対象にした学問領域がもつ、総合科学的な特性についてです。すなわち、スポーツや武道は、身体的および生理的現象であると同時に、その成績は、やる気、不安、緊張といった、心の有りように左右される心理的現象でもあります。そして、それらの現象に加え、スポーツおよび武道は、文化的、社会的現象でもあるため、限られた授業科目や学問領域からのアプローチでは、それらの本質を十分に理解することはできません。言い換えれば、スポーツや武道のリーダーとしての資質および能力を身につけるためには、複数の授業科目や学問領域を、横断的、複眼的視野を持って学ぶ必要があります。
鹿屋体育大学は、その学ぶべき学問領域の基盤としてスポーツ人文応用社会科学系、スポーツ武道実践科学系、スポーツ生命科学系の3領域からなる、多様な教員組織を構成することで、スポーツや武道、及び体育、健康づくりに関する教育と研究の充実を図っています。
新入生の皆さんは、スポーツや武道をより高い次元で総合的に学ぶ姿勢を常に持ち、自らの視野を広げる努力を日々怠らないようにしていただきたいと思います。
2つ目は、「情報化社会におけるスポーツや武道の指導と普及の在り方」についてです。
近年のスポーツ界における情報通信技術の活用は、アスリート支援の高度化および専門化を加速し、トレーニングやコーチング、あるいは個人やチームの戦術および戦略の決定には、様々な科学技術が関与しています。
しかし、その一方で、情報化社会の著しい進展は、科学的エビデンスの有る無しに関係なく、スポーツや健康に関連する様々な情報が、社会に溢れかえるという状況を生み出していることも事実です。
そのような状況下において、スポーツおよび武道の健全な発展と推進のためには、科学的に裏付けられた理論と方法に基づく、指導や普及が必要不可欠です。
皆さんは、スポーツあるいは武道の実践を通して、鹿屋体育大学で叶えたい夢を胸に秘め、今この場に臨んでいることと思います。しかし、大学での活動や学びの道は、決して平坦なものではなく、日々努力する過程において、様々な身体的、心理的な課題に遭遇し、試行錯誤を繰り返しながら、課題に立ち向かうことになると思います。
しかし、それは皆さんにとって、課題が生じる背景を論理的に推理し、実践を通して、課題解決の手段を探求しつつ、かつ具体化する能力を磨く機会になるはずです。 
そのような実践を通しての課題解決に向けた試行錯誤は、いわば科学研究のプロセスそのものに他なりません。これからの大学生活において、その一連のプロセスをたゆまず継続することで、科学的エビデンスに基づく、スポーツや武道の指導および普及を担う者にふさわしい、資質と実践力を必ずや身につけることができると思います。
ここ大隅の地は、皆さんがこれからの大学生活を送るうえで、基盤となる場所です。大隅の皆様方は、学生諸君を温かく迎え、本学の教育および研究をご支援してくださいます。是非、大隅の地を第2の故郷と思い、頑張ってください。
以上、新入生の皆さんへの期待と激励を述べて告辞とします。

令和4年4月5日
鹿屋体育大学長 金久 博昭

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